「jQueryを使いたいけど、CDNって何?」「どこにコードを書けばいいの?」「読み込めないってどういうこと?」
そんな悩みや不安を感じたことはありませんか?
この記事は、jQueryを初めてCDNで導入しようとしている初心者の方や、うまく動作しなくて困っている方に向けて書きました。
jQuery CDNの基本から、代表的な提供元の違い、正しい使い方、トラブル時の確認方法まで、実例を交えながらわかりやすく解説しています。
読み終わるころには、あなたも安心してjQuery CDNを使いこなせるようになっているはずです。
- jQueryのCDNが読み込めないときの具体的な対処法
- jQuery CDNのメリット・デメリットが一目で理解できる
- jQueryをCDN経由で使う正しい書き方と配置場所
- 主要なjQuery CDNの違いと選び方がわかる
- 「CDN」「ライブラリ」など、初心者がつまずきやすい用語の解説
まずはjQuery CDNの基本を確認しよう
jQuery CDNを理解するには、そもそも「jQueryって何?」という基礎から押さえる必要があります。
そして、それを読み込む手段のひとつである「CDN」や「ライブラリ」という言葉の意味も知っておくと、実際の導入や運用がスムーズになります。
ここでは、初めてjQuery CDNに触れる方でもわかりやすく、基本的な用語と仕組みについて解説していきます。
jQueryとは?
jQueryは、JavaScriptをより簡単に、そして短いコードで扱えるようにするためのライブラリです。煩雑な処理を効率よく行えるようになるため、初心者から上級者まで幅広く使われています。
たとえば、HTMLの要素を取得して何かしらの操作をしたいとき、従来のJavaScriptでは複雑な記述が必要でした。しかしjQueryを使えば、わずか数行で実現可能です。
記述量が減りますよという、簡単なコード例を出します。アラートメッセージを出すだけのコードです。
Javascriptの場合
document.addEventListener("DOMContentLoaded", function() {
alert("hello javascript");
});
jQueryの場合
$(function() {
alert("hello jquery");
});
かすがjQueryの方が記述がシンプルになっていますよね?
もっというと、jQueryの方は1,3行目は「jQueryこれから書きますよ」と伝えている共通部分なので、実質1行です。
ということで、jQueryはその手軽さから、現在でも多くのWebサイトやアプリケーションで活用されています。
CDNとは?
CDNとは「Content Delivery Network(コンテンツ配信ネットワーク)」の略称で、Webサーバーを利用してWebコンテンツを高速かつ効率的に配信する仕組みです。
簡単にいうと、Webサーバー上に便利なファイルを置いてくれている人がいて、



いつでも使っていいよ!
と言ってくれているということです。
本来なら、
- ファイルをサイトからダウンロード
- 必要なファイルをサーバーにアップロード
- HTML内でファイルを読み込む
という3手順が必要ですが、CDNなら
- HTML内でファイルを読み込む
の1手だけです。



そりゃ使わない手はないですよね
ライブラリとは?
ライブラリとは、特定の機能を実現するために用意されたプログラムの部品集のことです。
例えば、jQuery本体(ライブラリ)を読み込んでいる状態で、以下のコードを書くと、.boxクラスの要素をフェードアウトさせることができます。CSSは何いじらずに、自動で徐々に透明になり、最後に非表示になります。
$(function() {
$(".box").fadeOut();
});



もちろんfadeOutの反対のfadeInもありますよ!というかもっと覚えきれないほど色々あります!
このように便利なことがたくさん簡単にできますよ、というのがライブラリですね。
プログラマーはこのライブラリを活用することで、ゼロからすべてを開発する必要がなくなり、開発効率が大幅に向上します。
jQuery CDNの種類5つ
ここでは代表的な5種類のjQuery CDNを詳しく紹介していきます。
jQuery公式
最もシンプルで信頼性が高いのが、jQueryの開発元であるjQuery公式のCDNです。以下のように、公式サイトから直接スクリプトタグを取得できます。
<script src="https://code.jquery.com/jquery-3.7.1.min.js" integrity="sha256-/JqT3SQfawRcv/BIHPThkBvs0OEvtFFmqPF/lYI/Cxo=" crossorigin="anonymous"></script>
Googleが提供するCDNは、安定性・信頼性・配信速度のすべてにおいて非常に優れています。かつては多くのサイトがこのGoogle CDNを使っていました。
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.7.1/jquery.min.js"></script>
Microsoft
Microsoftも自社のCDNを通じてjQueryを提供しています。以前はASP.NETやMS系のWebサービスと親和性が高いサイトで多く使われていました。
<script src="https://ajax.aspnetcdn.com/ajax/jQuery/jquery-3.7.1.min.js"></script>
CDNJS
CDNJSは、Cloudflareが提供するオープンソースCDNで、多数のライブラリを高速かつ安定的に提供しています。
<script src="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/jquery/3.7.1/jquery.min.js"></script>
jsDelivr
jsDelivrは、オープンソースプロジェクトのためのCDNとして、信頼性とパフォーマンスに優れたCDNの一つです。GitHubやnpmと連携している点が特徴的で、最新バージョンの管理も容易です。
<script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/jquery@3.7.1/dist/jquery.min.js"></script>
jQuery CDNの使い方
CDNの種類を把握したところで、実際にjQueryをCDNで使用する方法について見ていきましょう。



どのCDNを選べばいいの?



scriptタグはどこに書くのが正解?



そもそもCDNじゃなくてダウンロードして使った方がいいの?
など、初心者がつまずきやすいポイントを一つずつ丁寧に解説します。実際のコード例も交えて、すぐに導入できるレベルまで落とし込みますので、安心してください。
まずはCDNはどれを使う?
基本的には、信頼性と速度を兼ね備えたCDNを選ぶのがベストです。
具体的には、次のような判断基準があります:
- 常に最新のバージョンを使用したい場合 → jQuery公式、jsDelivr
- 他のユーザーとのキャッシュ共有を活かしたい場合 → Google CDN
- Microsoft製品と親和性の高い環境 → Microsoft CDN
- 複数ライブラリを一括管理したい → CDNJS、jsDelivr
ただし、どれを選んでも基本的な使い方は同じなので、こだわりがなければjQuery公式またはjsDelivrを選んでおけば問題ありません。
CDNを使う手順
jQuery公式を使う方法を解説します。


現在の最新バージョン3.7.1です。4つリンクがあって迷うかもしれませんが、開発者でもない限りは「minified」を使いましょう。下に補足で4つそれぞれの違いを書いておきます。
4つの種類の補足はこちら
- uncompressed
圧縮されていない読みやすい開発用のファイルです。コードには改行やスペースがそのまま残っており、内容を確認したりデバッグしたりするのに向いています。一方で、ファイルサイズは大きめです。 - minified
uncompressed を本番環境向けに圧縮したものです。スペースや改行を削除し、変数名なども短くしているため、サイズが小さく読み込みが速いのが特徴です。可読性は低くなっています。 - slim
jQuery の機能から Ajax 関連や effects(アニメーション系機能)などを省いた軽量版です。不要な機能を除くことで通常版より小さくなっています。 - slim minified
slim をさらに圧縮したものです。機能を絞った slim を minify しているため、4つの中で最も軽量で、本番環境において高速な読み込みを重視したい場合に適しています。


リンクをクリックするとポップアップウィンドウが表示されるので、赤枠部分をクリックするとクリップボードにコピーされます。これであとは該当箇所にペーストするだけです。
HTML内でjQueryのCDNを読み込む際は<body>終了直前に記述するのが良いです。
<!doctype html>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>jQuery CDN Test</title>
</head>
<body>
<header>ヘッダー</header>
<main>メインコンテンツ</main>
<footer>フッター</footer>
<script src="https://code.jquery.com/jquery-3.7.1.min.js" integrity="sha256-/JqT3SQfawRcv/BIHPThkBvs0OEvtFFmqPF/lYI/Cxo=" crossorigin="anonymous"></script>
<script src="./js/myscript.js"></script><!--こっちが自分で色々書くやつ。必ずjQuery本体読み込んだ後で読み込む-->
</body>
</html>
この方法は、ページの描画が完了してからjQueryを読み込むため、表示速度の最適化に効果的です。特にユーザー体験やSEOを重視するサイトでは、この記述方法が一般的です。
ダウンロードして使う方法
CDNを使わず、jQueryのライブラリファイルをダウンロードしてから、自分のサーバーにアップロードして使う方法もあります。



CDNとダウンロードして使うの、どっちが良いか迷う方は、参考にメリット・デメリットの部分を確認してみてくださいね。
ダウンロードして使う手順はこちら


赤枠部分を右クリックしてファイルを保存します。(左クリックだとブラウザでファイルが開いてしまいます)
あとは任意の場所にファイルを配置しましょう。以下は私の例です。


<!doctype html>
<html>
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>jQuery Download Test</title>
</head>
<body>
<header>ヘッダー</header>
<main>メインコンテンツ</main>
<footer>フッター</footer>
<script src="./js/jquery-3.7.1.min.js"></script>
<script src="./js/myscript.js"></script><!--こっちが自分で色々書くやつ。必ずjQuery本体読み込んだ後で読み込む-->
</body>
</html>
jQueryをCDNで使用するのメリット・デメリット
jQueryをCDNで使う方法は非常に一般的で、世界中の多くのWebサイトがこの手法を採用しています。
しかし、CDNには当然ながらメリットもあればデメリットも存在します。目的や環境によっては、CDNが最適ではないケースもあります。
この章では、jQueryをCDNで読み込むことのメリットとデメリットを整理し、それぞれのケースで何を選ぶべきかの判断材料を提供します。
メリットの第一はファイルの読み込みが簡単なことですね。
またCDNを使うことで、サーバーからjQueryを高速で配信でき、ブラウザにキャッシュされるのでによって読み込みがより速くなることがあります。
また、外部から読み込むことで自サーバーの負荷も軽減され、最適化されたコードを手軽に導入できる点もメリットです。
一方デメリットは、CDNが一時的にダウンしていたり、読み込みURLに誤りがあるとjQueryが正常に動作しません。
加えて、実際の制作現場ではクライアントのセキュリティポリシーにより、外部CDNの利用が制限されるケースもあるため、環境によってはローカルファイルの利用が必要になります。
CDNの活用は確かに便利で効率的ですが、すべての環境で万能というわけではありません。
開発規模、運用環境、セキュリティポリシーなどを考慮して、CDNを使うかどうかを判断しましょう。
jqueryのcdnが読み込めない場合の確認方法
CDNを使えばjQueryの導入が簡単で便利ですが、まれに



CDNからjQueryが読み込めない



スクリプトが動かない
といったトラブルが発生することもあります。
こうした場合、原因が自分のコードにあるのか、外部サービスにあるのかを切り分けることが大切です。
ここでは、jQueryのCDNがうまく動作しないときの確認ポイントと、対処方法について具体的に解説します。
- ブラウザのデベロッパーツールでエラーを確認
- CDNのURLが正しいか確認する
- スクリプトの読み込み順序を見直す
- CDNサーバーが一時的にダウンしている可能性
- ネットワーク制限やセキュリティ設定を確認
ブラウザのデベロッパーツールでエラーを確認
まず最初に確認すべきなのは、ブラウザの「デベロッパーツール(開発者ツール)」を使ったエラーログの確認です。
▼ Chromeの場合の手順:
Webページ上で右クリック →「検証」をクリック


上部タブで「Console(コンソール)」を選択。
①「net::ERR_FILE_NOTFOUND」や②「Uncaught ReferenceError: $ is not defined」といったエラーが出ていないか確認。


これらのエラーが出ている場合、CDNのURLが間違っていたり、読み込み順序が原因だったりする可能性があります。
CDNのURLが正しいか確認する
単純なミスで意外と多いのが、CDNのURLの打ち間違いや古いバージョンの使用です。
例:正しいjQuery公式CDN
<script src="https://code.jquery.com/jquery-3.7.1.min.js" integrity="sha256-/JqT3SQfawRcv/BIHPThkBvs0OEvtFFmqPF/lYI/Cxo=" crossorigin="anonymous"></script>
- スペルミスがないか?
- HTTPとHTTPSの混在がないか?
- 末尾の「.min.js」が抜けていないか?
上記を一つずつ見直してみましょう。
スクリプトの読み込み順序を見直す
jQueryを使用するスクリプトよりも後にCDNを読み込んでしまっていると、jQueryが未定義のまま処理が始まり、エラーになります。
間違った例
<script>
$('#example').text('こんにちは');//jQuery本体より先にjQuerynコードを書くとエラーになります。
</script>
<script src="https://code.jquery.com/jquery-3.7.1.min.js" integrity="sha256-/JqT3SQfawRcv/BIHPThkBvs0OEvtFFmqPF/lYI/Cxo=" crossorigin="anonymous"></script>
正しい例
<script src="https://code.jquery.com/jquery-3.7.1.min.js" integrity="sha256-/JqT3SQfawRcv/BIHPThkBvs0OEvtFFmqPF/lYI/Cxo=" crossorigin="anonymous"></script>
<script>
$('#example').text('こんにちは');//jQuery本体よりあとにjQuerynコードを書いているのでOK。
</script>
CDNサーバーが一時的にダウンしている可能性
CDNサービスもサーバーですので、まれに一時的な障害やメンテナンスにより利用できなくなることがあります。
その場合には、次のような対応を検討します。
- 別のCDNに切り替える
- ローカルファイルに切り替える
ネットワーク制限やセキュリティ設定を確認
特に社内ネットワークや企業のイントラネットなどでは、外部のCDNにアクセス制限がかかっている場合があります。
- セキュリティソフトやファイアウォールでCDNドメインがブロックされていないか?
- ネットワーク環境がHTTPSの外部接続を許可しているか?
こういった確認は、開発者自身では難しい場合もあるため、システム管理者に相談してみるとスムーズです。
まとめ
この記事では、jQueryのCDNについて基本から実践的な使い方まで幅広く解説しました。
最後に、重要なポイントを以下に整理します。
- jQueryはJavaScriptを簡潔に書けるようにするライブラリ
- CDN(Content Delivery Network)は、サーバーからリソースを高速配信する仕組み
- ライブラリは、再利用可能な便利なコードの集まり
- jQuery公式:常に最新、信頼性も高い
- Google:キャッシュ共有に強いが、更新頻度は低め
- Microsoft:MS系システムとの相性が良い
- CDNJS:Cloudflare提供、豊富なライブラリが魅力
- jsDelivr:複数CDNの冗長構成で安定性◎
- CDNリンクは、基本的に
<body>閉じタグの直前に書くのが推奨 - ローカルにダウンロードして使う方法もある(制限環境向け)
- プロジェクトに合ったCDNを選ぶことが重要
メリット
- 読み込みが速く、サーバー負荷が軽減される
- キャッシュ共有や最適化済みのコードが使える
デメリット
- ネットワーク障害やCDNダウン時に動作しない可能性
- セキュリティポリシーで外部CDNが制限される場合あり
- ブラウザのデベロッパーツールでエラー確認
- CDNのURLミスや読み込み順序の見直し
- CDN側の一時障害、ネットワーク制限の確認
- 必要に応じてフォールバックの実装を検討
jQuery CDNは、導入のしやすさ・読み込み速度・開発効率など、Web制作における多くのメリットを提供してくれます。
ただし、安定運用には正確な使い方と環境に応じた配慮が欠かせません。CDNの特性と仕組みを理解し、自分のプロジェクトに合った活用方法を選択しましょう。



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